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2010年04月05日

恐ろしい話・・・その3

少し前にお話をしたリフォームの話の続きです。

リフォーム工事の見積が来ましたとオーナーさんが見積書のチェックを
自分に依頼してきまして、拝見させて頂きました。


驚いた事を少々・・・・face07

1.見積書の表題に会社名・押印等が無い(こんな見積書初めてみました。)

2.設計費サービス(設計資格が無いので設計費はサービスでは無く、請求出来ない)
  上手く表示するモンです。

3.増築にも関わらず、建築確認を出す気が一切無い
  違法建築は、オーナーの責任にする予定か、確認してくださいと。

4.ガス工事の費用を見積に入れてあるにも関わらず、客先のガス会社にその金額で依頼しろと
  小さい字で印字
  勝手に金額を決めるなんて、驚きました。

当初、200万~250万ですと言ってたのに、400万の見積を何事も無かったように提出!
仕様は、業者が決めて来てるのに、150万~200万の誤差?
それでも外廻りの排水関係は別途工事?

こんなblogで良い事書いてあっても、実際はそうでは無い会社よりも、しっかりとした技術と、
建築の資格と、真剣にオーナー様の為に仕事をされる方をお勧めしますとお伝えしました、
違法建築にされて、工事中に追加工事が出て、完成して結露して、そんな問題が出るのは
見えてますので、最後に困るのは、発注者です。。。。。。




別件です。
数年前に増築をされたそうです。
既存部分と増築部分との取り合い付近から、風が強い日に雨漏りがするそうです。

一度、シーリング処理をしたそうですが、また最近雨漏りがするようで、
業者に連絡をすると既存部分が悪いから、既存部分の改修をした方が良いと・・・・
それでは、既存部分の改修の見積をお持ちしますと、業者さんは言って、今週
見積書を持ってくるそうです。

助言!
雨漏りは、シーリングに頼っては行けません。最初からシーリングポケットをしっかりと
確保して有ってもシーリングの寿命が来ますので、工事後の上から施工するシーリン
グは、しっかりとしたシーリングではありません。所詮切れます。漏水が悪化する場合も
有ります。
しっかりと既存部分との取り合いの納まりをどうなってるのか?業者側に聞いてから
外壁を直さないと、本来は業者の施工が悪いのも、もともとの家が悪いと言われて
費用負担されますよ!と説明しました。

  


Posted by compile-arc at 14:40Comments(0)恐ろしい話